書き出しの続きだけでも分かる!?

①だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。
こころ
坊っちゃん
吾輩は猫である
②御釈迦様は極楽の蓮池のふちを、独りでぶらぶら御歩きになっていらっしゃいました。
河童
羅生門
蜘蛛の糸
③やうやう白くなりゆく、山ぎは少し明りて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
方丈記
枕草子
源氏物語
④むかしは、私たちの村のちかくの、中山というところに小さなお城があって、中山さまというおとのさまが、おられたそうです。
ごん狐
赤い蝋燭と人魚
大造じいさんとガン
⑤焦躁と言おうか、嫌悪と言おうか――酒を飲んだあとに宿酔があるように、酒を毎日飲んでいると宿酔に相当した時期がやって来る。
蒼氓
闘牛
檸檬
⑥もしかすると、昨日かも知れないが、私にはわからない。
異邦人
怒りの葡萄
ドクトル・ジバゴ
⑦舟の上に生涯をうかべ、馬の口とらへて老いをむかふるものは、日々旅にして、旅を栖とす。
笈の小文
おくのほそ道
野ざらし紀行
⑧それの年のしはすの二十日あまり一日の、戌の時に門出す。
土佐日記
更級日記
十六夜日記
⑨背中の傷が脊椎カリエスになれば致命傷になりかねないが、そんな事はあるまいと医者にいわれた。
友情
城の崎にて
カインの末裔
⑩彼は甲殻のように固い背中を下にして横たわり、頭を少し上げると、何本もの弓形のすじにわかれてこんもりと盛り上がっている自分の茶色の腹が見えた。
変身
ユリシーズ
失われた時を求めて