毎年の恒例企画となりつつある「1番良いクイズ選手権2026」!
現在はあらかじめ審査をし、誤字・脱字、事実と異なる問題、限定が取れていない(答えが定まっていない)問題などを審査落ちとしました。
基本的なチェック方針としては残すことを前提としています。
参考にしたURLなども合わせて募集をしており、Wikipediaや個人ブログなどやや信憑性が薄いものもありましたが、明らかに間違えでない場合は残しました。
92問の全てをチェックし、そこで6問が審査通過ならずとなってしまったわけですが…今回はその中の5問を理由と共に紹介させていただきます。
またそれ以外の理由で3問、クイズを紹介します。
- 【中哉さんからの問題】
日本語で1から20まで数えたときに現れる、フランスの小説の邦題は何でしょう? - 三銃士
13、14、15
じゅう「さんじゅうし」じゅうご
今回審査落ちとなった理由は、「フランスの小説の邦題」という条件が少し広く、別の答えも当てはまってしまう点です。
実際、日本語で1から20まで数えると、フランスの作家エミール・ゾラの小説『ナナ(Nana)』も成立してしまいます。
また、「14」を「じゅうよん」と読むと成立しなくなってしまうのも、ちょっと気になるポイントでした。
もし「アレクサンドル・デュマの小説の邦題」など、もう少し範囲を絞った書き方であれば、答えは一つに決められたかもしれません。
とはいえ、日本語の数え方の中に『三銃士』が隠れているという発想はとても面白く、
「そんなところにあったの!?」と思わせてくれる、良い着眼点のクイズだと思います。
今回は惜しくも審査落ちとなりましたが、アイデア自体はかなり好きな問題です。
実際、日本語で1から20まで数えると、フランスの作家エミール・ゾラの小説『ナナ(Nana)』も成立してしまいます。
また、「14」を「じゅうよん」と読むと成立しなくなってしまうのも、ちょっと気になるポイントでした。
もし「アレクサンドル・デュマの小説の邦題」など、もう少し範囲を絞った書き方であれば、答えは一つに決められたかもしれません。
とはいえ、日本語の数え方の中に『三銃士』が隠れているという発想はとても面白く、
「そんなところにあったの!?」と思わせてくれる、良い着眼点のクイズだと思います。
今回は惜しくも審査落ちとなりましたが、アイデア自体はかなり好きな問題です。
- 【クリックさんからの問題】
「これ」をさすというと進行の邪魔をする表現に、「これの対義語」をさすというと動きをスムーズにさせる行動になる「これ」とは何でしょう? - 水
発想自体はとても面白く、「水を差す」と「油を差す」で意味が大きく変わる点は、かなり良いところだと思います。
ただ、「水」と「油」を対義語として扱っている点には、少し引っかかりを感じました。
水と油は対比されやすい組み合わせではありますが、国語的にははっきりした対義語の関係ではありません。
そのため、「対義語」という言葉を前提にすると、読み手によっては違和感を覚えてしまう可能性があります。
アイデア自体はとてもユニークなので、言葉の定義や前提を少し整理できれば、よりスッと伝わる、かなりの良問になりそうだと感じました。
ただ、「水」と「油」を対義語として扱っている点には、少し引っかかりを感じました。
水と油は対比されやすい組み合わせではありますが、国語的にははっきりした対義語の関係ではありません。
そのため、「対義語」という言葉を前提にすると、読み手によっては違和感を覚えてしまう可能性があります。
アイデア自体はとてもユニークなので、言葉の定義や前提を少し整理できれば、よりスッと伝わる、かなりの良問になりそうだと感じました。
- 【津込萌絵さんからの問題】
「コスプレした人が通る」という意味ではない、イーサリアムやビットコインなどがある現実は存在せず特定の国家による価値の保証を持たないデジタル通貨を漢字4文字で何というでしょう? - 仮想通貨
ハロウィンの大会用
答えが「仮想通貨」になっている点は、少しだけ気になるところでした。
2020年の資金決済法改正以降、日本では「暗号資産」という呼び方に統一されているためです。
ただ、ハロウィンの大会用ということや、日本銀行のホームページでも「暗号資産(仮想通貨)」という表記が使われている点を考えると、表現としてはギリギリOKかなとも感じました。
今回、審査で引っかかったのは「現実は存在せず」という部分です。
表現としては「現実には存在せず」のほうが自然かなと思いましたし、内容的にも「現実には存在しない」と言い切ってしまうのは少し気になりました。
目には見えませんが、実際には存在しているものとも捉えられるため、このあたりはやや引っかかるポイントでした。
とはいえ、ハロウィンの大会でこの問題が出てきたら、間違いなく面白くて盛り上がると思います。
テーマとの相性も良く、発想自体はとても魅力的な問題でした。
2020年の資金決済法改正以降、日本では「暗号資産」という呼び方に統一されているためです。
ただ、ハロウィンの大会用ということや、日本銀行のホームページでも「暗号資産(仮想通貨)」という表記が使われている点を考えると、表現としてはギリギリOKかなとも感じました。
今回、審査で引っかかったのは「現実は存在せず」という部分です。
表現としては「現実には存在せず」のほうが自然かなと思いましたし、内容的にも「現実には存在しない」と言い切ってしまうのは少し気になりました。
目には見えませんが、実際には存在しているものとも捉えられるため、このあたりはやや引っかかるポイントでした。
とはいえ、ハロウィンの大会でこの問題が出てきたら、間違いなく面白くて盛り上がると思います。
テーマとの相性も良く、発想自体はとても魅力的な問題でした。
- 【ビスマス酸333(じん)さんからの問題】
「エアコンのリモコンを操作する」といった時、「エアコン」はエアーコンディショナーの略ですが、「リモコン」は何でしょう? - リモートコントローラー
今回、審査で気になったのは、答えが「リモートコントローラー」となっている点です。
一般的には、「リモコン」は「リモートコントロール」の略として説明されることが多く、複数の辞書を確認してもその表記で記載されていました。
ネット上には「リモートコントロール(リモートコントローラー)の略」としているページも一部ありますが、やや少数派の説明という印象です。
そのため、答えとしては少し引っかかる部分がありました。
とはいえ、問題自体はとても分かりやすく、日常の身近なものから出題されている点が魅力的です。
今回の大会では変わり種のクイズが多い中で、こうした王道の切り口は新鮮で、新たな気付きが得られる良い問題だったと思います。
一般的には、「リモコン」は「リモートコントロール」の略として説明されることが多く、複数の辞書を確認してもその表記で記載されていました。
ネット上には「リモートコントロール(リモートコントローラー)の略」としているページも一部ありますが、やや少数派の説明という印象です。
そのため、答えとしては少し引っかかる部分がありました。
とはいえ、問題自体はとても分かりやすく、日常の身近なものから出題されている点が魅力的です。
今回の大会では変わり種のクイズが多い中で、こうした王道の切り口は新鮮で、新たな気付きが得られる良い問題だったと思います。
- 【skipさんからの問題】
肝臓や胆管の働きに異常があるかを知ることができる指標となる酵素は「γ-GTP」ですが、肝臓や胆管の働きに異常があるか? と聞くと「もし検査結果があれば、教えていただければ具体的に解釈できます」と答えるOpenAI社が開発した対話型AIチャットサービスは何でしょう? - ChatGPT
うちのチャッピーはそう答えたんですけど、あなたのチャッピーは?
今回の審査で気になったのは、
肝臓や胆管の働きに異常があるか? と聞くと
「もし検査結果があれば、教えていただければ具体的に解釈できます」と答える
という前提部分です。
こちらでもChatGPTを初期状態に戻して同じ質問をしてみましたが、必ずしもそのような返答にはならず、再現性の面で少し不安がありました。
ChatGPTは、そのときの文脈や過去のやり取りの履歴によって回答が変わる仕様になっており、初期条件を揃えたとしても、毎回同じ返答が得られるとは限りません。
実際、問題提出時には情報元としてskipさんのチャッピー(chatGPT)はそう答えたものをいただいていますが、誰でも同じ形で再現できるかという点を考えると、クイズの前提としては少し難しい部分があると判断しました。
とはいえ、ChatGPTという今ホットな題材を使い、医療系の話題と組み合わせた発想はとてもユニークで、型破りな面白さのある問題だと思います。
個人的にはかなり好きなタイプのクイズで、ユーモアのある視点が光る一問でした。
肝臓や胆管の働きに異常があるか? と聞くと
「もし検査結果があれば、教えていただければ具体的に解釈できます」と答える
という前提部分です。
こちらでもChatGPTを初期状態に戻して同じ質問をしてみましたが、必ずしもそのような返答にはならず、再現性の面で少し不安がありました。
ChatGPTは、そのときの文脈や過去のやり取りの履歴によって回答が変わる仕様になっており、初期条件を揃えたとしても、毎回同じ返答が得られるとは限りません。
実際、問題提出時には情報元としてskipさんのチャッピー(chatGPT)はそう答えたものをいただいていますが、誰でも同じ形で再現できるかという点を考えると、クイズの前提としては少し難しい部分があると判断しました。
とはいえ、ChatGPTという今ホットな題材を使い、医療系の話題と組み合わせた発想はとてもユニークで、型破りな面白さのある問題だと思います。
個人的にはかなり好きなタイプのクイズで、ユーモアのある視点が光る一問でした。
ここから先は内容などの審査落ちとは別の理由で掲載できていない3問の紹介です。
- 【haruさんからの問題】
歴代の常用漢字表に掲載されたことがある漢字のうち、唯一Unicodeが5桁であるものは何?
(※表示されなかったため画像にて掲載)
こちらの問題は、締め切りを告知したポストを出してから23分後に提出されたものでした。
そのため、本当に心苦しいのですが、期限切れとして受け付けることができなかった問題です。
「そのくらい認めてほしい……」という声が上がりそうなのは重々承知していますし、気持ち的にはかなり揺れました。
ただ、今回は締め切りを明確に設けていた以上、その時点でエントリー漏れという判断になっています。申し訳ありません。
とはいえ、問題の内容自体はとても良く、常用漢字とUnicodeを結びつけた着眼点はかなり面白いです。
最近では漢字をUnicodeとセットで覚えている方もいますし、多くの人に刺さりそうな題材だと感じました。
ルール上は審査対象外となってしまいましたが、クイズとしての完成度は高く、印象に残る一問でした。
そのため、本当に心苦しいのですが、期限切れとして受け付けることができなかった問題です。
「そのくらい認めてほしい……」という声が上がりそうなのは重々承知していますし、気持ち的にはかなり揺れました。
ただ、今回は締め切りを明確に設けていた以上、その時点でエントリー漏れという判断になっています。申し訳ありません。
とはいえ、問題の内容自体はとても良く、常用漢字とUnicodeを結びつけた着眼点はかなり面白いです。
最近では漢字をUnicodeとセットで覚えている方もいますし、多くの人に刺さりそうな題材だと感じました。
ルール上は審査対象外となってしまいましたが、クイズとしての完成度は高く、印象に残る一問でした。
- 【コウちゃんさんからの問題】
その島ではろう者もそうでない人も手話で話すと言うアメリカ映画「ジョーズ」のロケ地としても知られるマサチューセッツ州の島はどこでしょう? - マーサズ・ヴィンヤード島
「ゆる言語学ラジオ」というYoutube番組で紹介されていた話で、「島民が手話を使って話す世界」という紹介をされていましたが、JAWSのロケ地というキーワードが出てきたのでこの問題を思いつきました。
こちらの問題も、締め切り後に提出されたものになります。
そのため、残念ながら今回は審査の対象外となってしまいました。
内容としてはかなり衝撃的で、正直とても面白いクイズだと思います。
今回いただいた問題の中でも、インパクトという点では特に強い一問でした。
普段何気なく見ているYouTubeからでも、こんな作問ができるんだなと感じさせてくれます。
今回は応募期間の都合で受け付けることができませんでしたが、次回はぜひ、期限内にこうしたインパクトのある問題をお寄せいただければ嬉しいです!
そのため、残念ながら今回は審査の対象外となってしまいました。
内容としてはかなり衝撃的で、正直とても面白いクイズだと思います。
今回いただいた問題の中でも、インパクトという点では特に強い一問でした。
普段何気なく見ているYouTubeからでも、こんな作問ができるんだなと感じさせてくれます。
今回は応募期間の都合で受け付けることができませんでしたが、次回はぜひ、期限内にこうしたインパクトのある問題をお寄せいただければ嬉しいです!
- 【nagiからの問題】
その名は三木道三の楽曲『Lifetime Respect』から付けられた、株式会社おくりバントが提供する退職引き止めサービスの名前は何でしょう? - イテクレヤ
こちらは、主催であるnagiが作った2問のうち、最終的に提出しなかった問題です。
「一生一緒にいてくれや♪」でおなじみの三木道三の楽曲『Lifetime Respect』が元ネタで命名されました。
ただ、現在は三木道三がDOZAN11に改名していることもあり、どこまで刺さるかな……と考えた結果、今回は見送ることにしました。
とはいえ、あとになって「もしかしたら、インパクト的にはこっちのほうが良かったかも……」と今でも思っています。
いつかどこかで紹介したいとは思っていた問題なので、せっかくならということで、今回ここで取り上げさせていただきました。
「一生一緒にいてくれや♪」でおなじみの三木道三の楽曲『Lifetime Respect』が元ネタで命名されました。
ただ、現在は三木道三がDOZAN11に改名していることもあり、どこまで刺さるかな……と考えた結果、今回は見送ることにしました。
とはいえ、あとになって「もしかしたら、インパクト的にはこっちのほうが良かったかも……」と今でも思っています。
いつかどこかで紹介したいとは思っていた問題なので、せっかくならということで、今回ここで取り上げさせていただきました。
さて、みなさま、投票はお済みですか?
応募している方は、投票に参加すると、自分のクイズにも得点が入ります。
応募していない方でも、応募した中から抽選で5名様にお年玉が当たるキャンペーン実施中です。
関連記事
全部で92名の方から問題をいただき、86問が審査通過となりました。 今回投票ルールですが、例年に比べ応募数が跳ね上がったため、 1~5位に加え、よかった問題を追加で3問選ぶ形にします。 その3問に関しては各1点ずつ入ります。 投票ル[…]
投票締め切りは12月28日23時まで。
ぜひ、みなさんの投票をお待ちしております!
結果発表は2026年1月1日です。お楽しみに!