覚えよう!百人一首一覧表

上の句は読み札に表記されているものを記載し、赤い文字はそこまで聞けば確定する決まり字になっています。
実際に下の句が書かれている取り札には濁点は付いていません。

細かい決まり字のお話
決まり字に関しては実際に音できいた際のものになっています。
44 あふことの
と表記していますが、あふ…から始まる札は44番のものしかありません。
ただし、実際に読まれる際には「おおことの~」という発音になり、
60 おほえやま…、95 おほけなく…と区別するのが困難なため、3文字を決まり字としています。


また、歴史的仮名遣いを読む際には以下の表を参考してください。
ゐ・ひ→い
ふ→う
ゑ・へ→え
ほ・を→お
は→わ
む→ん
あふ→おう(現代仮名遣い)→おお(話し言葉)
けふ→きょう(現代仮名遣い)→きょお(話し言葉)
てふ→ちょう(現代仮名遣い)→ちょお(話し言葉)

 

歌番号上の句下の句
1あきのたの かりほのいほの とまをあらみわがころもでは つゆにぬれつつ
2はるすぎて なつきにけらし しろたへのころもほすてふ あまのかぐやま
3あしびきの やまどりのをの しだりをのながながしよを ひとりかもねむ
4たごのうらに うちいでてみれば しろたへのふじのたかねに ゆきはふりつつ
5おくやまに もみぢふみわけ なくしかのこゑきくときぞ あきはかなしき
6かささぎの わたせるはしに おくしものしろきをみれば よぞふけにける
7あまのはら ふりさけみれば かすがなるみかさのやまに いでしつきかも
8わがいほは みやこのたつみ しかぞすむよをうぢやまと ひとはいふなり
9はなのいろは うつりにけりな いたづらにわがみよにふる ながめせしまに
10これやこの ゆくもかへるも わかれてはしるもしらぬも あふさかのせき
11わたのはら やそしまかけて こぎいでぬとひとにはつげよ あまのつりぶね
12あまつかぜ くものかよひぢ ふきとぢよをとめのすがた しばしとどめむ
13つくばねの みねよりおつる みなのがはこひぞつもりて ふちとなりぬる
14みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑにみだれそめにし われならなくに
15きみがため はるののにいでて わかなつむわがころもでに ゆきはふりつつ
16たちわかれ いなばのやまの みねにおふるまつとしきかば いまかへりこむ
17ちはやぶる かみよもきかず たつたがはからくれなゐに みづくくるとは
18みのえの きしによるなみ よるさへやゆめのかよひぢ ひとめよくらむ
19なにはがた みじかきあしの ふしのまもあはでこのよを すぐしてよとや
20わびぬれば いまはたおなじ なにはなるみをつくしても あはむとぞおもふ
21いまこむと いひしばかりに ながつきのありあけのつきを まちいでつるかな
22くからに あきのくさきの しをるればむべやまかぜを あらしといふらむ
23つきみれば ちぢにものこそ かなしけれわがみひとつの あきにはあらねど
24このたびは ぬさもとりあへず たむけやまもみぢのにしき かみのまにまに
25なにしおはば あふさかやまの さねかづらひとにしられで くるよしもがな
26をぐらやま みねのもみぢば こころあらばいまひとたびの みゆきまたなむ
27みかのはら わきてながるる いづみがはいつみきとてか こひしかるらむ
28やまざとは ふゆぞさびしさ まさりけるひとめもくさも かれぬとおもへば
29こころあてに をらばやをらむ はつしものおきまどはせる しらぎくのはな
30ありあけの つれなくみえし わかれよりあかつきばかり うきものはなし
31あさぼらけ ありあけのつきと みるまでによしののさとに ふれるしらゆき
32やまがはに かぜのかけたる しがらみはながれもあへぬ もみぢなりけり
33ひさかたの ひかりのどけき はるのひにしづこころなく はなのちるらむ
34たれをかも しるひとにせむ たかさごのまつもむかしの ともならなくに
35ひとはいさ こころもしらず ふるさとははなぞむかしの かににほひける
36なつのよは まだよひながら あけぬるをくものいづこに つきやどるらむ
37しらつゆに かぜのふきしく あきののはつらぬきとめぬ たまぞちりける
38わすらるる みをばおもはず ちかひてしひとのいのちの をしくもあるかな
39あさぢふの をののしのはら しのぶれどあまりてなどか ひとのこひしき
40しのぶれど いろにいでにけり わがこひはものやおもふと ひとのとふまで
41こひすてふ わがなはまだき たちにけりひとしれずこそ おもひそめしか
42ちぎりきな かたみにそでを しぼりつつすゑのまつやま なみこさじとは
43あひみての のちのこころに くらぶればむかしはものを おもはざりけり
44あふことの たえてしなくば なかなかにひとをもみをも うらみざらまし
45あはれとも いふべきひとは おもほえでみのいたづらに なりぬべきかな
46ゆらのとを わたるふなびと かぢをたえゆくへもしらぬ こひのみちかな
47やへむぐら しげれるやどの さびしきにひとこそみえね あきはきにけり
48かぜをいたみ いはうつなみの おのれのみくだけてものを おもふころかな
49みかきもり ゑじのたくひの よるはもえひるはきえつつ ものをこそおもへ
50きみがため をしからざりし いのちさへながくもがなと おもひけるかな
51かくとだに えやはいぶきの さしもぐささしもしらじな もゆるおもひを
52あけぬれば くるるものとは しりながらなほうらめしき あさぼらけかな
53なげきつつ ひとりぬるよの あくるまはいかにひさしき ものとかはしる
54わすれじの ゆくすゑまでは かたければけふをかぎりの いのちともがな
55たきのおとは たえてひさしく なりぬれどなこそながれて なほきこえけれ
56あらざらむ このよのほかの おもひでにいまひとたびの あふこともがな
57ぐりあひて みしやそれとも わかぬまにくもがくれにし よはのつきかな
58ありまやま ゐなのささはら かぜふけばいでそよひとを わすれやはする
59やすらはで ねなましものを さよふけてかたぶくまでの つきをみしかな
60おほえやま いくののみちの とほければまだふみもみず あまのはしだて
61いにしへの ならのみやこの やへざくらけふここのへに にほひぬるかな
62よをこめて とりのそらねは はかるともよにあふさかの せきはゆるさじ
63いまはただ おもひたえなむ とばかりをひとづてならで いふよしもがな
64あさぼらけ うぢのかはぎり たえだえにあらはれわたる せぜのあじろぎ
65うらみわび ほさぬそでだに あるものをこひにくちなむ なこそをしけれ
66もろともに あはれとおもへ やまざくらはなよりほかに しるひともなし
67はるのよの ゆめばかりなる たまくらにかひなくたたむ なこそをしけれ
68こころにも あらでうきよに ながらへばこひしかるべき よはのつきかな
69あらしふく みむろのやまの もみぢばはたつたのかはの にしきなりけり
70びしさに やどをたちいでて ながむればいづこもおなじ あきのゆふぐれ
71ゆふされば かどたのいなば おとづれてあしのまろやに あきかぜぞふく
72おとにきく たかしのはまの あだなみはかけじやそでの ぬれもこそすれ
73たかさごの をのへのさくら さきにけりとやまのかすみ たたずもあらなむ
74うかりける ひとをはつせの やまおろしよはげしかれとは いのらぬものを
75ちぎりおきし させもがつゆを いのちにてあはれことしの あきもいぬめり
76わたのはら こぎいでてみれば ひさかたのくもゐにまがふ おきつしらなみ
77をはやみ いはにせかるる たきがはのわれてもすゑに あはむとぞおもふ
78あはぢしま かよふちどりの なくこゑにいくよねざめぬ すまのせきもり
79あきかぜに たなびくくもの たえまよりもれいづるつきの かげのさやけさ
80ながからむ こころもしらず くろかみのみだれてけさは ものをこそおもへ
81ととぎす なきつるかたを ながむればただありあけの つきぞのこれる
82おもひわび さてもいのちは あるものをうきにたへぬは なみだなりけり
83よのなかよ みちこそなけれ おもひいるやまのおくにも しかぞなくなる
84ながらへば またこのごろや しのばれむうしとみしよぞ いまはこひしき
85よもすがら ものおもふころは あけやらでねやのひまさへ つれなかりけり
86なげけとて つきやはものを おもはするかこちがほなる わがなみだかな
87らさめの つゆもまだひぬ まきのはにきりたちのぼる あきのゆふぐれ
88なにはえの あしのかりねの ひとよゆゑみをつくしてや こひわたるべき
89たまのをよ たえなばたえね ながらへばしのぶることの よわりもぞする
90みせばやな をじまのあまの そでだにもぬれにぞぬれし いろはかはらず
91きりぎりす なくやしもよの さむしろにころもかたしき ひとりかもねむ
92わがそでは しほひにみえぬ おきのいしのひとこそしらね かわくまもなし
93よのなかは つねにもがもな なぎさこぐあまのをぶねの つなでかなしも
94みよしのの やまのあきかぜ さよふけてふるさとさむく ころもうつなり
95おほけなく うきよのたみに おほふかなわがたつそまに すみぞめのそで
96はなさそふ あらしのにはの ゆきならでふりゆくものは わがみなりけり
97こぬひとを まつほのうらの ゆふなぎにやくやもしほの みもこがれつつ
98かぜそよぐ ならのをがわの ゆふぐれはみそぎぞなつの しるしなりける
99ひともをし ひともうらめし あぢきなくよをおもふゆゑに ものおもふみは
100ももしきや ふるきのきばの しのぶにもなほあまりある むかしなりけり

 
全100首の中からランダムで10首出題します。
暗記する際の確認用としてお使いください。